事前ミーテイング
4か月前から週に1回集まって、戦争についての映像を見たり、メンバーそれぞれの広島ツアーへの目的や当日なにを見るかなど話し合ったりした。
メンバーの声
- 広島を含めて平和の話って、なんだか強制的なものを感じる。「知らないのは日本人として恥だ」みたいな。それでも自分から「知っておかなきゃ」という気持ちが生まれるのはなんでだろう。
原爆ドーム
事前ミーティングの話し合いで、「必ず見たほうが良い」となった原爆ドームを見に行った。
メンバーの声
- 原爆ドームは、なんだか街にとけ込んでいるような感じがして、ちょっとビックリした。なんかもっとぎょうぎょうしい雰囲気にあるのかと思ったけど、街中にあったことにビックリだった。
- スナップ写真みたいに記念撮影をするのを外国人はやっていたけど、なんでだろう。日本人は原爆ドームは写すけど「記念写真」みたいには撮っていなかったんだよなあ。
- この歩いている目の前で、たくさんの人たちが亡くなったんだよなあと思って、気持ちが「わーっ」ってなった。原爆ドームの目の前で川に降りていく階段は、降りられなくて上から覗くしかできなかった。
資料館
平和記念資料館では各メンバーそれぞれのペースでまわった。
本川小学校の地下の資料館にも行った。この資料館では受付の方が丁寧に説明して頂いた。
メンバーの声
- なんだか自分は「なめてた」なって思う。資料とか映像とか色いろとみていたし、色々と知っているものだと思っていた。実際には体調が悪くなりそうなぐらい衝撃的だった。
- 「もうちょっと知りたい」と「もうしんどい」が、ぶつかり合っていた。
- 展示がとっても「シンプル」だった、「作り物」じゃなくて。「置いてある」って感じがした。それがせまってきた。観た人の受け取り方に委ねられている感じだった。
被ばく講話
スタッフの知り合いが紹介してくださった方が当時の話をしてくださった。
戦後の生活のことや町がどのように復興したかを話してくれた。
メンバーの声
- 「原爆投下で戦争が終わって良かった」って聞いて、自分も小さいときは「良いとは言えないけどそれもアリなのかも」と思っていたけど、そうじゃないんだよな。「原爆のおかげで戦争が終わったんだから良かったね」っていうのは、恥ずかしいことだと思った。
- 戦争の話というと、戦禍のことやその瞬間のことがフォーカスされることが多いけど、今回話してくれた方は「その後のこと」もたくさん話してくれた。そこに生きる広島の人たちが復興をしていったんだという話を聴いて、なんだかすごいなって思った。
- 「国民が豊かになるために戦争をする」なんて全然ウソじゃん。「戦争は悲惨だからダメだ」っていうのは、ずっと思っていたけど、プラスして「戦争はホントにムダなものだ」っていうことも感じられた。