活動内容
毎週金曜日の午後の「コスモ高等部」のオープンプログラム(高等部会員以外でも参加可能なプログラム)。テーマを決めて議論を重ねている。2022年度は、学校教員や教育運動家、保護者がスピーカーとなって「十代後半に必要な学びとは」をテーマにかたりあった「コスモ高等部連続公開セミナー」に参加し、その内容をベースに、当事者である自分たちはどう考えるのか、議論を重ねてきた。
メンバーの声
- 当時は今の学校のシステムに対して結構不定的で今の学校をもっと変えるべきだと思っていました。2022月2月に行われた高円寺のドキュメンタリーフェスティバルで「夢見る小学校」という「きのくに子供の村学園」という学校を舞台とした映画を見てその学校がすごいなと感じました。
そこではほとんど国語、算数、英語などの授業がなくてほとんどの時間がプロジェクトという授業をしていて、遊具を作ったりうどんを畑から作ったりしていて、そのプロジェクトの中でしれっと算数が出てきたり、理科が出てきたりしていてこういうこと学校でもできるんだと思ってすごくうれしかったです。
そこで監督のインタビューが行われて監督のオオタヴィンさんが「この学校にも合わない子はもちろんいる」と言っていたのを聞いて今ある学校も全部が全部変えればいいということでもないのかなと思うようになって、どちらかと言うともっと新入生となる子供たちや保護者に色々な選択肢があることをもっと伝えていきたいと思った。
- 私は数ヶ月経って振り返ってみて、当時議論をしていたときと感じ方が違う部分があった。
当時は他のメンバーの意見も自分には無かった新しい意見として吸収していたが、その意見に疑問が生まれたり、自分の人生にどう活かせるかを考えたりした。
また、「人を介した幸せ」を自分の経験によって、以前より深く考えることができた。
こういった、感じ方の変化をもたらしたのは、学年が変わることへの意識、特に進路について考える時間が増えたからだと思う。
今後も自分の考えや感じ方が変わっていくと思うが、この議論で話したことの中でも変わらない考えもあると思った。
今まで固定概念の中に生きてきた、でも今はここに来ていろんな意見に触れているんだよね、そういう機会は必要なんだなって思った。
自分のことをずっと「学校生活ができない人」って思っていたんだけど、最近になってやっと「学校システムにあわない人」って考えられるようになった。
どこかに所属していないと「変な人間」って思われる。
「人より優れよう」じゃなくて、自分が幸せになるために学んでいるのに…。
自分だけを幸せにするのではなく、人を経由して得た幸せの方が良い。